大きな松の木に囲まれた豪奢な門構え。江戸後期に名工安幸が28年の年月をかけ完成させた巨大民家で、現存する近代木造民家では最大級。平清盛の義弟平時忠が壇ノ浦の合戦に破れ能登に配流となった後、その子孫が統治し現在で25代目。建坪は189坪にも及ぶ天領商家の豪邸は、贅の中にも随所に武家造りを取入れた、旧家らしい格式をそなえ国の重要文化財となっています。書院や格式ある格天井や金箔の平家の家紋、数々の調度品など格式の高さが伺えます。