海と陸で栄えた天領庄屋「南惣(南家)」が400年にわたり収集した美術品の数々の約200点を常設展示。鎌倉以前より続いていた家系で、当主は代々文化の移入を尊び、美術・茶道を愛好し、多数の美術工芸品を収集してきた。その収集品の素晴らしさから、この地がいかに繁栄していたかが伺える。俵屋宗達・丸山応挙・雪舟・千利休・本阿弥光悦・野々村仁清・柿右衛門・古九谷焼きなどの国宝級の名作が処狭しと展示されている。民間の美術館で、これほどの古美術品をコレクターしているのは珍しく、一見の価値があります。